2010年のゴールデンウィークは『低価格』が大事だったのかというと当サイト調査ではそうではありませんでした。
今年は高速道路1,000円の影響もあり、自然と百貨店に人が集まる環境が出来ていた。
そこに提供するものは単なる「安さ」ではなく「楽しさ」「クオリティー」「安さ」の3点が必要でした。
楽しさとは『アミューズメント性』。
例えば上海にある百貨店「新世界百貨店」10階には5月1日にマダム・タッソーろう人形館がオープン!!
来館者数が順調であることを受け、早くも展示面積の拡大に着工した。
まずはお客様を楽しませることが大事です。
昔の百貨店は屋上に子供が遊ぶミニ遊園地があり、まずはそれを目当てに屋上へ、そしてレストラン、おもちゃ売り場と関連販売ができていました。
しかしいまはどうでしょう。
「お金を持っていなければ百貨店にいってもつまらない」というのが実情です。
新世界百貨店のように、お客様を楽しませる施設の導入は必須です。
さて日本の百貨店はというと、従来とあまり変わらず、世間が関心を寄せているお店を入れて、一時的に脚光を浴びるといったスタイルです。
ゴールデンウィーク前の4/21に新宿タカシマヤの12階にユニクロがオープン。
初日は1000人ほどが並びましたが、消費者からすると別にユニクロ自体はその辺にいくらでもあるので、とくにゴールデンウィークを使ってまで行く必要がない感じです。
銀座エリアはといいますと、4/29に低価格でカジュアルな米国衣料店「フォーエバー21」が銀座松坂屋にオープンしました!これはかなり刺激的なオープンでした。
混沌とした銀座エリアに新風が入った形となり、他の百貨店の売上げも押し上げた結果となりました。
こういったことから...
勝者はダントツで銀座松坂屋(^O^)/
自分の百貨店だけが良いのではなく、銀座エリア全体の売上げを持ち上げてくれた銀座松坂屋の功績は非常に高いです。
さて、ゴールデンウィーク後のお客様の買い物は非常にシビアです。
ゆっくりと買い物をしたいお客様が百貨店に来店されると考えられますので、
「新規」「新作」「新提案」と、「NEWな物」を展示会のようにお客様に提案・販売していくスタイルも◎です!!
不景気というポッカリ空いた心の隙間を埋められる売り場づくりと演出、新規商品の展開と新規顧客様の開拓。
銀座松坂屋に続けて前進だ!!
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