【均衡点とは】
均衡点とは、1つの商品を売るに当たって、販売する側の希望価格と消費者が買っても良いと思う販売価格が一致する点のことである。
販売する側がどんなに高い価格で設定しても、基本的に最後は均衡点で販売価格が落ち着くという傾向があります。逆に均衡点よりも安い価格で販売してしまった場合、本当はもっと高く販売できた訳ですから売り手側がもったいない価格設定をしてしまったことになります。
上記の図で説明しますと、
例えばAというニットを売り手側が3,000円と設定した場合、買い手側の購入希望価格は2,500円なので一致せず順調に売れて行かない。
しかし売り手側が2,500円に設定したらどうだろう。
買い手側の購入価格と一致する為、商品は順調に売れて行く。
逆に売り手が2,000円まで価格を下げた場合、均衡点よりも低い売値になる為、買い手側にとっては希望価格よりも安いことから高回転で商品が売れて行く。
【均衡点の探し方】
商品仕入れをするときに参考上代を表示している企業もあるが、基本的には売り手側が自由に上代設定できる。しかしながら、どんなに高く上代設定しても、結局は均衡点で売値(上代)は落ち着く。
もうひとつの上代設定方法として、
エキサイト百貨店に他社の売値が表示されているので、参考にするのも良いでしょう。
2010年10月//ｼﾞｬｹｯﾄ別販売価格公開
2010年10月//アイテム別チェック公開
【百貨店別の均衡点調査表】
●調査アイテム
下代2,450円のネックレス付きアンサンブル
希望上代:5,900円
●各百貨店の初回均衡点
▼新宿地区
新宿伊勢丹:5,900円
新宿小田急:4,900円
新宿タカシマヤ:3,900円
▼銀座地区
銀座マツヤ:4,900円
プランタン銀座:3,900円
銀座松坂屋:3,900円
▼横浜地区
横浜タカシマヤ:5,900円
その百貨店がミセス向きなのかヤング向きなのかを見極めてから均衡点探しをすると良いでしょう。基本的にミセスが多い百貨店は均衡点も高めです。
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