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2011年2/17〜20に池袋文化会館で行われた「春のマルイサンシャインバザール」。 とにかく物凄い数のお客様が入店されるとのことで、百貨店催事との違いや学ぶべき点を今回もさぐりにレポートしてきました。
【天候・気温(最高気温)】
2月17日(木):晴 14
2月18日(金):晴 14
2月19日(土):晴 8
2月20日(日):晴 8
【売れていたもの】
@ブラウス
無地、ストライプ、無地シフォン系、3,800円
Aジャンパースカート
ラメ混、柄、5,700円
Bエレガンスワンピース
ロペにあるようなかっちりワンピース、5,700円
Cスカート
小花柄シフォン地、無地ティアードほか、膝上、3,000〜4,700円
Dアンサンブル
インナーボーダー、キャミ付き3点セット、ボックス系ツイン、4,700〜5,700円
※ボックス:今は無きニットメーカー屋さん。甘め・可愛い系が多かった。
これら主力アイテムを持ってこなかった業者は撃沈。
OL向けのビーズ付きニットやカットソーは2,000円なら買ってくれる。
それにしても、いまだに「ボーダー柄」に根強い人気があることを実感した。
【お客様の若年化と価格破壊】
今回、お客様層は一段と若く、10代〜30代前半まで。
ミセス層は見当たらず。
売れていたDつの商品アイテム以外、エレガンスゾーンとカジュアルゾーン、グラマラスゾーンの商品的差別化がほとんどない為、お客様の購買を悩ませる結果となっていた。
また10〜20代層は安い量販店時代で生きていることから、「安くて可愛い物」を買う傾向が強く、客単価の暴落につながっている。
特にカジュアルゾーンが前年比大負けしている最大の原因は、商品1点あたりの価格が超低プライス(500円〜1,999円)になっていること。
せめて3,900円をメインプライスにしなければ、お客様は1,000円前後の商品探しばかり始めてしまう。
個人的には丸井のバイヤーの怠慢さを感じる。
ミセス層の取り込みは急務で、このお客層を無視する限り、丸井店外催事の売上げは激減していくと推測される。
【カジュアルゾーンの改善点】
・業者の整理⇒必要なメーカーのみ残す。
・価格⇒メインプライスを3,900円にする。
・商品区分け⇒ミセス系カジュアルと中間カジュアル、ヤングカジュアルと明白に分ける。
【業者にとってマルイ催事は『大きな賭け』】
業者にとって丸井催事は「大きな賭け」である。
当たれば大きい額を稼げるが、外れれば在庫地獄に陥る。
手を出すときは必ず商品的バックアップが必要だ。
例えば委託で借りるとか、余ったら次のビック催事に流すプランがあるとか...。
【これからのマルイ催事】
マルイがすぐに改善しなければならない点は以下の5点です。
@業者の整理
Aプライス設定
B商品区分け
Cミセス層の取り込み
D売れているブランドの売り場拡大
⇒アップワイザーやジャスグリッティー他
これを改善しなければお客様は「安い物」へと走り続けます。
当然、業者も安くて良い物と下をくぐった価格を提示してきます。
これでは前年をクリアすることは不可能です。
むしろ開催危機に陥るでしょう。
根本的な見直しが必要です。
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